2012年3月30日金曜日

鎮魂。奉納。復興。

こんばんは
本日2回目のエントリーとなる上原です。

今回はプライベートですが3/11にいわき市に訪問した話です。

僕の故郷沖縄には「エイサー」という盆踊りがあります。
その盆踊りの原点が「踊り念仏」という踊りです。

それがいわき市の袋中(たいちゅう)上人というお坊さんが
400年前に原形を沖縄に普及させたという歴史が記されています。

そういった縁で今回、
いわきの皆様と話合いをさせていただき3/10・11訪問しました。

東日本大震災から1年。
念仏踊りは鎮魂の踊りです。

みぞれ交じりの雨が降る中演舞をさせていただきました。
僕は裸足での演舞だったのですが、
寒さのあまり演舞に集中するのもままならないという状況です。

この環境下のなかあの震災が起こったというのは
想像を絶する恐怖以外の何ものでもありませんでした。
袋上上人が沖縄に発つ前にいて今は祀られている菩提寺で奉納演舞を行いました。
裸足の僕は寒さと砂利で凍傷寸前。

そんな中、演舞を終わった後、
お寺のお母さんが簡易足湯を準備して待ってくれていました。
「寒いなか踊ってくれてありがとう。」
僕らは踊るしかできないのに感謝の言葉をいただき、
ただただその優しさに感激しました。

でも写真的にはこんなに間抜けな感じ。。。。
3/11にも商店街といわき駅前広場で演舞をさせていただきました。

涙を流して喜んでくれる人。
差し入れをくれる人。
みんな苦しくても生き抜く強さを持った優しい笑顔。

踊ることしかできなかった僕らの無力さも受け入れてくれた優しさ。
ただの文字ではない本当に心強い「絆」を得る事ができました。

黙祷と最後の演舞を終え、いわきの皆様と記念撮影。
僕らは僕らでできる事をきちんとやって、
そして再開を固く誓い東京の帰路に着きました。

その他に被災地へ行き、がれきの問題なども現地の方の説明などを受けましたが、
僕が語れる事は何もありません。
そこを語れるほどの言葉を無力な僕は持ち合わせていませんでした。

歯を食いしばって前を向いて進んでいる方々がいらっしゃるという事実。
助け合い支え合い生きている人達がいる事実。

小さな自分が何を感じ実践するか。
行動を起こしていくのみだと感じました。

また必ずいわきの皆様と再会して良いお酒を友情を交わしたいと思います。
いわき最高!!

2 件のコメント:

  1. かおりさん→お酒は飲めます。。。キョンシーの特殊霊魂みたいな役です。

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